昔から「ハーバード大学附属図書館には人間の皮の装幀本がある」という噂はありますが…。 「人間の皮じゃなく羊革だった」というニュースが4月に流れてがっかり(安堵)したのもつかの間、なんとハーバード大学自らが調査を行い、それとは別に人間の皮の本が本当にあることを明らかにしました。大学側が認めたのは今回が初めて。 問題の人皮本はArsène Houssaye著「Des destinées de l'ame(魂の運命)」といいます。「死後の魂との和解」を説いた19世紀の本で、本の持ち主のLudovic Bouland医師が、女性の精神病患者の皮で装丁したものと考えられています。 …というのも同医師が本の中に挟んだ原稿には、こんな病的な文章がしたためられているのです(フランス語の英訳から和訳しています)。 この本は人皮紙で製本したものだ。人皮のエレガンスをそのまま残すため、余計な装飾は一切刷っていな