(「面白い人が作る街って面白い プラニメなど出演『女川町復幸祭2015』レポート前編」から続く) 「女川町復幸祭2015」の開会式と復幸男午前10時、「女川町復幸祭2015」の開会式が始まった。女川町の須田善明町長が、前日祭の「津波伝承 女川復幸男」で「復幸男」となった男性を表彰した。復幸男とは、海とともに生きることを選んだ女川町の人々が、津波が来る際には全力で逃げることを「伝承」として伝えるために行っている祭事だ。 「津波が来たら高台へ逃げる」という津波避難の基本を、何かの形で後世へ伝え続けたい…、一過性のイベントではなく年中行事として続けていき、100年続けて貞観、慶長の大津波伝承と同じく、女川町の民族伝承となるように育てていきたい との思いから、この「祭」を企画いたしました。スタート時間も、伝承をきちんと伝えていくために、敢えて女川に津波が到達した午後3時32分に設定し、ゴールへの一