オリックスの関連会社が落札した舞洲野球場(手前)の敷地と隣接の市有地=大阪市此花区で2015年12月7日、本社ヘリから梅田麻衣子撮影 プロ野球のオリックスは7日、神戸市にある練習施設や選手寮を2017年から大阪市此花区の舞洲(まいしま)野球場周辺に移転すると発表した。オリックスはかつては神戸を本拠地として、阪神大震災が発生した1995、96年には「がんばろうKOBE」を合言葉にパ・リーグ連覇(96年は日本シリーズ優勝)も果たしたが、神戸から事実上撤退することになる。 大阪市が7日、舞洲野球場(収容人員1万人)の敷地と隣接の市有地計約10.4ヘクタールを貸し付ける一般入札を実施し、オリックスの関連会社が予定価格と同じ月額賃料599万円で落札。来年4月から50年の契約で、オリックス側は球場は6400万円で買い取って2軍の本拠地とするほか、周辺に寮やサブ球場、室内練習場などを新設する。