結腸がんでの闘病の末、1月31日に67歳で亡くなったベーシスト、ジョン・ウェットン氏。キング・クリムゾンやエイジアなど人気バンドで活躍したプログレッシヴ・ロックの重要人物だ。芸能界きっての洋楽ファンで、ジョン・ウェットン氏を愛してやまない俳優、高嶋政宏(51)が緊急寄稿で、その死を悼み、思いの丈をつづった。 ◇ ジョン・ウェットンが逝ってしまいました。もう会えません。観ることができません。 名作といっていい、多くの作品が残されましたが、もう彼からは、新作が産み出されることはありません。 町で偶然ばったり会うこともかなわないので、もう一緒に写真も撮れません。握手もできません。生の声も聴けないのです。 彼はもうこの世にいないので、たとえ彼のライブのプロモーターと知り合うことがあっても、万に一つも会えません。悲しいです。寂しいです。 彼が歌う「スターレス」(キング・クリムゾン「レッド」に収録)が