印刷 関連トピックス日立製作所 日立製作所は15日、2012年3月期の連結業績見通しを上方修正し、純利益が過去最高の2800億円になると発表した。ハードディスクドライブ(HDD)事業の米企業への売却益を追加計上したため。 同社の純利益は、HDD事業の売却手続きを今月8日に終え、2月2日時点で予想していた2千億円より800億円増える。このため、過去最高益だった11年3月期の2388億円を上回る見通しとなった。売上高や営業利益は変えない。 日立は、08年のリーマン・ショックを受けて、価格の変動が激しいHDDやテレビなどの事業から次々と撤退。鉄道や発電などのインフラ事業へとかじを切ってきた。テレビ事業を軸とする電機メーカーが円高や災害の直撃で巨額の純損失を計上する見通しのなか、日立は高収益を維持する形となった。 購読されている方は、以下のような関連記事も読めます。申し込みはこちらドイツVW