【フロリダ州セントピーターズバーグ、13日】ニューヨーク・ヤンキースは敵地で昨季のア・リーグ覇者のタンパベイ・レイズと対戦。先発の王建民投手が8失点を喫するなど投手陣が崩壊して、5対15と大敗した。あまりに大差がついたため8回に一塁手だったニック・スウィッシャーが投手として起用され、1イニングを無失点に抑えた。 この日正一塁手のマーク・テシェイラに代わり先発出場したスウィッシャーは5対15で迎えた8回裏からメジャーで初めてのマウンドに上がると、四球とヒットでいきなりピンチを招いた。しかし、スウィッシャーはその後、この日満塁ホームランを放っていたカルロス・ペーニャ一塁手を打ち取るなど、3人を片付けた。高校以来の登板だったというスウィッシャーは「興奮したし楽しめたね。こんな機会は今後、絶対ないだろうね。本当にチームは良くなかったから。笑って済まして何とか前に進むために、たまたま起用されただけ