現在位置: トップ > 映画批評 > 見映画批評 > レスラー レスラー ◆リングに上がる前は試合の流れを打ち合わせし、試合後はお互いのパフォーマンスを称えあう、プロレスの内幕がリアルに再現される。映画は虚構の中にしか居場所がない男の不器用な生き方を通じて、人生の悲哀をしみじみと描く。(80点) ネタバレ注意!内容に触れています。 © Niko Tavernise for all Wrestler photo リングに上がる前は試合の流れを入念に打ち合わせし、試合後の控室ではお互いのパフォーマンスを称えあう。前半、プロレスというショーの世界の内幕がリアルに再現される。映画は虚構の中にしか居場所がない男の不器用な生き方を通じて、人生の悲哀をしみじみと描く。栄光の時代は遠い過去になり、しがない毎日を送る主人公をミッキー・ロークが熱演。老眼鏡や補聴器を付け、忍び寄る衰えと戦いながらも