兵庫県の相生市立中学校2年の男子生徒が自宅で自殺した問題で、同市教育委員会は23日、男子生徒と教員の間にトラブルがあった可能性があると明らかにした。市教委はこれまでに男子生徒が同学年の生徒からいじめを受けていたことを把握しており、近く第三者委員会を設置して調査する。 山本哲也教育次長ら市教委幹部が取材に応じた。男子生徒を巡っては学校から市教委に2件のいじめ事案が報告されていたが、当事者同士の話し合いで一定の解決がみられたとして経過を見守っていたという。 教員とのトラブルについては、時期や内容を明らかにしなかった。教職員への聞き取りや指導記録の確認を進め、経緯を調べる。 市教委などによると、男子生徒は10日午後、自宅で自殺を図り、搬送先の病院で11日に死亡した。学校側は他の生徒に自殺前の様子を尋ねるアンケートを実施し、18日に保護者説明会を開いた。 山本教育次長は「このようなことが二度とない