縄文時代の布の編み方などを研究し、日本の布に関する文化についての論文をまとめた88歳の女性が、京都市の立命館大学から博士号を授与されました。大学によりますと、国内では最高齢の取得と見られるということです。 尾関さんは24日、京都市中京区の立命館大学の学位記授与式に出席し、吉田美喜夫学長から学位記を受け取りました。 尾関さんは各地で出土した縄文時代の布の編み方などを30年以上にわたって研究し、日本の布に関する文化の起源と特質をまとめた論文が大学の審査で認められたということです。 立命館大学によりますと、88歳での博士号の取得は国内では最高齢と見られるということです。 尾関さんは「感無量で、人生で最も光栄な出来事になりました。体力的な面で不安はありますが、これからも研究に励んでいきたい」と抱負を話しました。
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