『TECHII』『momoco』『宝島』や、現在まで13年籍を置いている某週刊誌など、さまざまな編集部を渡り歩いてきた私が編集者デビューを果たした雑誌というのが、アニメ雑誌『ニュータイプ』(角川書店)である。それ以前にコピーライター時代があるので、社会人一年生ってほどウブではなかったが、私が編集部らしい編集部で仕事をしたのは、この『ニュータイプ』が初めてだった。近年、飲み会などで後輩相手に半生を披瀝する機会は多いが、一番ウケがいいのがこの『ニュータイプ』時代のエピソードである。しかし、今から20年前に、たった1年だけ在籍しただけ。しかも、アニメに関心があって入ったわけじゃないので、翌年すぐに飛び出した身分である。私は『宇宙戦艦ヤマト』も『機動戦士ガンダム』も観ていない、不勉強な人間だ。だが、編集者一年目を同誌で過ごしたことに私は感謝している。それほど面白い体験が多かったのだ。 最近でも、本
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