不思議・不条理な古代マヤの神話 ポポル・ヴフは、中米グアテマラ付近に11世紀ごろに住んでいたマヤの1部族・キチェー人によって書かれた神話。 古代マヤ文明が1000年近く受け継いだ物語をまとめて記されたものと考えられています。ポポル・ヴフとは「共同体の書」という意味で、スペイン人神父フランシスコ・ヒメーネスによって発見され書き写されたものです。 肝心の中身ですが、これが不思議・不条理のオンパレード。脈略も無茶苦茶で、どういう意味があるのか長年研究者を悩ませています。 少し長い部分は省略したり、補足で付け足しながら書いていくことにします。途中、全然意味が分からない部分がたくさん出てくると思いますが、がんばってついてきてください。 では、いきます。 1. 世界のはじまり・人類の誕生 はじめ、世界には空と海だけがあった。 水の中にいる蛇の神グクマッツと支配者テペウは、天の心フラカンと出くわした。3
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