必要最小限の携帯品を選択し、限られたスペースにできる限りの軽量コンパクトを目指す。知恵をしぼりバランスよくザックに収納してゆく。 バックパッキングは、この行為自体も楽しめる。 基本的なパッキング術や技を体得したら、トレッキングとはひと味違う、バックパッキングの歩く旅に出てみよう。 ■バックパッキングとは。 バックパッキングは、1960年代ヒッピーたちが自然回帰というメッセージを持ち、フレームザックを背負い歩く旅をすることから発展していった。そういった意味では、現在のトレッキングとは多少意味あいが異なる。しかし、ザックの中を軽量コンパクトにすることには変わりはない。そして、登山のように頂上を目指すのが目的ではなく、自分のペースに合わせ、草原や町、人との出会いを楽しみながら歩くのが、バックパッキングの旅の魅力でもある。 ■理想的なパッキング。 目的に応じてザックや携帯品は異なるが、ここでは