コンビニ 不都合な真実 (ベストセレクト 767) 作者: 月刊「ベルダ」編集部出版社/メーカー: ベストブック発売日: 2007/11/01メディア: 単行本購入: 23人 クリック: 844回この商品を含むブログ (14件) を見る 2ヶ月くらい前にも取り上げたこの本、ネット上で散見される評判は決して悪くないのだが、いつのまにかどの書店でも見かけなくなり、amazonの書評欄もひと月以上前の1件と、完全に忘れ去られている感じになっている。まさかとは思いたくないが・・・・。 コンビニの問題点をあらためてまとめると、以下のように列挙することができるだろう。 (1)従業員を「ワーキングプア」にしている 上記の本でも指摘されている通り、コンビニ企業の莫大な利益は事実上、売れ残った商品や万引きされた商品を店長の給料から天引きする「ロスチャージ」で成り立っている。しかも24時間営業のため、肩書きは
「のけ者」や「はみ出し者」のなかにこそ、成功や世の中を変えてゆく才能があるのだと宣言した本であり、この国の「みんなと同じ」主義に踏みつけにされてきた人にはたいそう勇気づけられる本になるだろう。 はっきりいって行列やだれかの後をついてゆく人に成功も変化もおこせない。考えたら当たり前のことだ。「前例」のあとをついてゆく人は過去のコピーにしかすぎないし、成功や才能は人と違う道でしか花開かないものである。 著者の山田怜治司は『Bバージン』や『ゼブラーマン』などを書いた漫画家であり、おおくの天才や才能ある人にインタビューした結果、このような結論を導くにいたったということだ。 楽しいし、わくわくする本である。「みんなと同じ」でしか生きられないこの国ではたいそうありがたい本である。のけ者のやはみ出し者、孤立している者には心の支えになる本になるだろう。 ただ私にはそういうはみ出し者が通用するのは漫画家や芸
モテ服ブームの火付け役エビちゃん 赤坂真理「モテたい理由 関係性がすべての時代」 という記事におおくのはてなブックマークが寄せられているようだ。いかに女性たちにメディア・リテラシーの知識が浸透していないかという話なんだが、雑誌カルチャーに巻き込まれるときには雑誌の記事をそのまま信じたり、大いなる魅力や強烈な吸引力をもったりするものである。 この抗いがたさは私自身もよくわかる。 OLに「マストハブ(持たなきゃならない)!」のバッグが40万円だったりして、きょうび「すべてのコンテンツは広告ではないかと疑え」という悲しい「メディアリテラシー」を身につけさせられた身でも、あまりの突っ込みどころ満載さに、ひとこと物申したくはなるのだった。 それはなんというか、行き場のない怒りに似ていた。なぜ行き場がないかと言えば、現代日本社会では、経済効果があるものに異論をとなえてはいけないことになっているからだ。
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