「知り合いに、UMAを見たことがある人がいます」 そんな小誌ライターからのタレコミが発端となり、編集部はUMAの目撃者であるA氏とコンタクトを取ることになった。 待ち合わせ場所に現れたA氏はごく普通の男性といった出で立ちで、逆にそれが本件に関しての情報の信ぴょう性の高さを担保していた。 日ごろ編集部には多くのタレコミが寄せられるが、その分ガセ情報もかなりの量になる。中には自らが宇宙人であるといった内容のものまであり、入稿後の徹夜明けにそういったお便りを目にすると読んでいる自分がアッチ側に行ってしまうような気になるものだ。(もちろん、編集部は宇宙人及びUFOの存在を否定していないので、その点についてはご理解いただきたい) そんな中で少なくとも風貌は一般人のA氏を見て、とりあえず第一関門は突破したと編集部員である筆者は一安心した。 聞けばA氏は鳥取県在住の35歳、大手企業に勤めるサラリーマンだ