男子ゴルフの石川遼(17)は、2日に最終ラウンドを行ったサン・クロレラ・クラシックで今季早くも2勝目を挙げ、賞金ランキングもトップに躍り出た。2年目のジンクスなど、どこ吹く風と快進撃を続ける石川だが、活躍するからこその悩みが出てきた。それは応援するファンのマナーだ。活躍するからファンも応援に力を込める。選手はそれを力に変えて活躍できる。ただ過熱しすぎは禁物。せっかくの熱戦に水を差す心ない応援は、スポーツの持つ敢闘精神を汚してしまう。(松本恵司) ◇ 石川はサン・クロレラの終盤で、日本ツアーで8勝を挙げるブレンダン・ジョーンズ(豪州)と16アンダーで並び、競り合っていた。どちらが勝ってもおかしくない状況に、緊張感はいやが上にも高まった。そんな時、ジョーンズがチャンスを逸すると、一部の観客から心ない拍手が起きた。石川は最終18番でバーディーを奪って自ら激闘に決着をつけたが、「紳士の