W杯連覇の偉業に挑んだ、なでしこジャパンの戦いは、思わぬ展開となって敗れた。 試合開始わずか2分の失点に始まり、16分までになんと4失点。マークはずれ、ミスも出た。そのうえ、こぼれ球はアメリカ選手の絶好の位置に落ちる。魔のゾーンにはまったかのような16分間だった。試合はここで決まったといえる。 【詳細画像または表】 ただ救いだったのは、それでも日本選手たちは下を向かず反撃を繰り返したことだ。大儀見のゴールとアメリカのオウンゴールで2得点。2-5のスコアで試合を終えた。 W杯では実力が拮抗した国同士の対戦であっても時として大差がつくことがある。昨年のブラジルW杯・準決勝でブラジルがドイツに1-7で敗れたように。一方がたて続けに得点すると、選手は焦りから本来のプレーができなくなり、さらに混乱、修正が利かなくなるのだ。 ともあれ2011年W杯、2012年ロンドン五輪に次いで今回も決勝に進