[一点刻みの入試・卒業が易しい大学との決別を] 17日、萩生田大臣が来年度から始まる大学入学共通テストにおける国語・数学の記述式試験の導入を見送ることを表明しました。 大量の答案を採点する中でのミスの可能性や、特に国語における自己採点の難しさなど、指摘されてきた問題への不安の払拭に至らなかったということです。 党の文部科学部会では、とにかく現場の状況をしっかり精査して受験生に不利益の生じないようにして欲しいと申し入れをしていたので、その結果このような方針となったことは受け入れざるを得ないと思いますが、これまで中教審をはじめ有識者を交えて長きにわたって進めてきたプロセスがとん挫し、英語の民間試験の大学入学共通テストの見送りと共に改革の柱が失われてしまったことは残念でなりません。 私が大臣の会見を聞いて疑問に思うのは、いかなる改革も絶対に不都合が生じないように行うということはそもそも不可能だと