トヨタ自動車は21日、愛知県豊田市の本社で新型コロナウイルスワクチンの職場接種を始めた。車両の生産で培った効率化のノウハウを応用しているのが特徴で、初日は約300人。取引先企業へも今後始める。トヨタ以外の中部地方の企業でも同日から続々とスタートした。 トヨタでは21日午後、本社の体育館で食堂従業員や警備員ら出入り業者が最初に接種を受けた。今後トヨタ社員らにも拡大し、人数を1日1万人以上に引き上げる。当面は9月10日までに約8万人に打つ。 生産現場の知見や、これまで自治体の集団接種の運営をサポートしてきた経験を踏まえ会場のレイアウトを工夫している。