7日午前6時40分頃、福岡市東区箱崎6の九州大学箱崎キャンパスから出火、3階建ての建物の一部が燃え、約2時間50分後に鎮火が確認された。1階の焼け跡から、男性とみられる遺体が見つかり、福岡県警東署は身元確認を急ぐとともに、原因を調べている。 市消防局によると、近くの複数の住民から「爆発音がして、煙が見える」と119番があった。同キャンパスは今月中に伊都キャンパス(福岡市西区)へ移転が完了する予定で、現在、引っ越し作業が行われている。現場の建物には法学部や教育学部などが入り、1階研究室が激しく燃えていた。 捜査関係者によると、この部屋は同大卒業生の男性が使い続けており、大学側が退去を促していたという。県警は、遺体がこの男性の可能性もあるとみて調べている。