中古車市場の規模は巨大だ。米国における2017年の中古車売り上げは7,640億ドルに上り、2017年から2022年の年成長率は2%と予測されている。2018年第二四半期だけで1000万台が売られ、平均価格はおおよそ2万ドルだ。3年ものの中古車は平均して38日で成約する。その低い在庫回転率からは、需要の高さがうかがわれる。 この巨大市場にあって、中古車販売市場には独占的な地位を占めている企業がない。米国では4万3000ものディーラーがあり、最も市場シェアを占めている企業でもその占有率は1.8%に留まる。 実は、中古車販売は必ずしも最適化された購買プロセスになっていないのが現状だ。実に81%の消費者が中古車の購入手続きを楽しんでいないという調査がある。同調査によると、「販売員をとても信頼できる」と回答した消費者は8%しかいなかった。 消費者側の変化を見ると、中古車購入におけるオンラインでの活動
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