Excelでは,文字の入力中に「Alt」キーを押しながら「Enter」キーを押すと,セル内のデータに改行を入れることができる(関連記事:「セル内に改行を入れて“文章”を入力する」。これはセルに文章を入力したり,セル内で箇条書きを作ったりするには必須のテクニックだが,この機能を使って,セル内改行したデータを大量に作った後で,やはり改行は不要だったと考え直すこともあるだろう(図1)。しかしこんなとき,手作業で改行を削除していくのは,気が滅入る作業だ。そこで登場するのが,「CLEAN(クリーン)関数」だ。 この関数を使うと,セル内の改行を一発ですべて削除してくれる。この表ではB3セルのデータ中にある改行を削除するには,隣のC3セルに「=CLEAN(B3)」と入力すればよい(図2)。これで改行を取り去ったデータがC3セルに入るので,あとはこのセル右下の角をドラグして,他のセルに数式をコピーすればよ