教員不足が深刻になる中、愛知県は教員を確保できない場合に例外的に認められる「臨時免許」を4月だけで66件と昨年度1年間の3倍以上与えていたことがわかりました。 教員の免許は小学校や中学校など学校の種類や教科ごとで異なりますが、都道府県の教育委員会は必要な教員を確保できない場合などに例外的に3年間に限って「臨時免許」を教員免許のない人にも与えることができます。 愛知県教育委員会はこれまで「看護」など、免許を持つ教員が極めて少ない教科に限って臨時免許を授与していましたが、「教員が確保できない」という現場からの声をうけて教科に限らず授与できるよう去年11月に基準を緩和しました。 その結果、4月に愛知県教育委員会が与えた「臨時免許」は66件と、昨年度1年間に授与した18件を3倍以上も上回ったことがわかりました。 内訳では、小学校が52件で最も多く、中学校などの免許を持つ人に小学校の臨時免許を授与し