昨日は,いまアメリカで動物行動学を研究している友人が一時的に帰国したので会ってきました. で,本屋で待ち合わせたのですが,その間にチラッと読んだ確率論の本に「逆正弦定理」というのが紹介されていました. たとえば,AとBというふたりの人がコインを使って賭けをします.表が出たらAがBから1万円を,裏が出たらBがAから1万円をもらうとします.コインは完全に1/2の確率で裏と表が出るとします. これをもし,たとえばAならAの,もとのもち金を0として,損得の金額を縦軸をとって,横軸を賭けをした回数にとったグラフを書くと,0のあたりをうろうろするグラフになりそうですが,実はずっと正の領域(得している)か,ずっと負の領域(損している)かというグラフになってしまうそうです. これを逆正弦定理というそうです(なんで逆正弦定理というかは,説明がめんどいので省略). もちろん期待値は0のはずですから,充分な長時