国際化を進める東京大学が新たな取り組みに乗り出しました。 東京大学では、すべての学部の入学時期を春から秋に変更する方針を打ち出しています。 そうしたなか、経済成長を続けるインドから留学生を呼び込むための事務所を開設しました。 そのねらいと背景について、ニューデリー支局の菅谷史緒記者が解説します。 動き始めたプロジェクト 東京大学は、27日、インド南部の都市バンガロールに日本政府の支援を受けた現地事務所を開きました。 インドに事務所を作るのは立命館大学に次いで2校目。 国公立大学では初めてです。 バンガロールは、世界的なIT企業や航空宇宙関連の企業が集まり、インドの「シリコンバレー」とも呼ばれています。 ここに東京大学が事務所を作った理由はただ一つ。 インドの優秀な理系の学生を見出し、留学生として呼び込むことです。 東京大学のねらい 東京大学をはじめ、日本の各大学は国際的な学生