特殊な才能なのかどうかは分からないが、面接の極めてうまい人がいる。私が知る限りだけでも、5,6人いる。彼等が採用した人物は、ほぼ間違いなく、「会社に入ったあとも活躍できる」人物だ。 だから、経営者も彼等には安心して面接を任せられる。 そんな「きちんと結果を出せる面接官」に共通しているのが、面接している相手をほとんど緊張させない、ということだ。 これは決してオーバーな表現ではない。「本当にこれは面接なのだろうか?」と思ったほどだ。 面接は終始和やかな雰囲気の中で進行し、学生の「生活」を語ってもらうような質問をする。 特別に変わった質問をしたり、頭の良さを試したりするような質問はしない。回答の早さを問うこともしない。 ただ学生と、「会話」するのだ。 そして、そういう質問であれば、学生からも「テンプレートの」回答は帰ってこない。皆、違う人生を送ってきたからだ。 「なぜ、今の学部を選んだのですか?
![「相手を緊張させてしまうような面接官は、二流の面接官ですよ。」と言う、ある面接官の話。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d4ae078e2f7eb2a7b2749b8166f6d12383b42641/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblog.tinect.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2015%2F03%2Fac4aecda3ead08e17c34984619748059_s.jpg)