連作創作です。 http://www.hatena.ne.jp/1116725283 条件は第一弾に準じます。更に下記を付け加えます。 1:一回の字数は1000字以上 2:2005/6/7正午締め切り 「おいおい、随分とうわっついた話だな。」 男がしゃがれた声でそう言うと、私の話を聞きながら呆れた顔をして少し笑った。 一生懸命、自分がなんなのか、自分がだれなのかを他の誰かに説明しようとするたびに、自分に他の名前が振られていたり、自分が他の誰かになっていたり。生きていたり、死んでいたり。寝ていたり、目覚めていたり…。 「なぁ、お前だいじょうぶか?」 そんな男の声を…、その音を認識しようとしている自分が、自分の外にいるかのようだ。 他人を他人と認識できない。 だから自分が自分であることがわからなくなる。 もしかしたらそんな事なのかもしれない。 よし、少し冷静になるんだ。 誰の命が奪われたんだ?