泉署の地域課の巡査だった古関耕三さんの両親は会見で、「息子の名誉を取り戻したい」と涙ながらに話した=12日、横浜市中区海岸通の「波止場会館」 平成28年3月に神奈川県警泉署地域課の巡査だった古関耕成さん=当時(25)=が自殺したのは、上司や先輩から嫌がらせを受けたことなどが原因だったとして、両親が県に慰謝料など約5500万円の損害賠償を求め横浜地裁に提訴したことを受け、県警がパワーハラスメントの有無などを再調査する方針であることが13日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、事件後、古関さんが所属していた地域課員らに県警が事情聴取を行った際にはパワハラやいじめなどの事実は確認できなかった。 一方、今回の訴訟で両親が「パワハラがあった」と訴えていることを踏まえ、当時の署員や上司らを対象に改めて事情聴取し、パワハラの有無などについて再調査する方針という。 事件は同年3月12日午前