シャープ株式会社は、車載用途向けとして、コントラスト比1,500:1の液晶ディスプレイを開発した。製品化については今後、検討していくとしている。 コントラスト比を同社製の車載機器向け液晶ディスプレイ(500:1)と比較して約3倍の1,500:1を実現。液晶サイズは8型で、解像度は800×480ドット。輝度は400cd/m2、視野角は上下左右176度。 コントラスト比の向上により、「従来液晶にはない深みのある黒の表示を実現した」という。 車の主要情報を表示するインパネ部に採用した場合には、インパネ部周囲の黒色と統一感が図れるほか、スピードメータなどの情報表示に使用しても、視認性が向上するという。 また、後方確認用のカメラ映像やカーナビの地図情報などを全てインパネ部で表示できるようになるなど、従来のLEDや機械式メータでは実現できなかった新しい使い方を提案していく。