19年6月の書籍雑誌推定販売金額は902億円で、前年比12.3%減。 書籍は447億円で、同15.5%減。 雑誌は454億円で、同8.9%減。その内訳は月刊誌が374億円で、同8.0%減、週刊誌は80億円で、同12.9%減。 返品率は書籍が43.4%、雑誌は44.7%で、月刊誌は44.8%、週刊誌は44.4%。 5月に続いて、6月も大幅なマイナスで、2ヵ月連続の最悪の出版流通販売市場となっていることが歴然である。 まさに7月からの出版状況はどうなっていくのだろうか。 1.出版科学研究所による19年上半期の出版物推定販売金額を示す。 まず最初に出版科学研究所による1~5月期のデータに誤りがあり、書籍雑誌推定金額と雑誌推定販売金額が修正されていることを断わっておく。 2019年上半期の書籍雑誌推定販売金額は6371億円で、前年比4.9%減。 書籍は3626億円で、同4.8%減。 雑誌は2745