特定非営利活動法人NEWVERYが行ったアンケートによると、9割以上の漫画家が制作時にデジタルツールを使っていることがわかった。「作業時間が短縮できた」「描き直しが楽」というメリットがある一方、「手描きと同様に描けない」と感じている漫画家も多い。 漫画の制作現場もデジタル化が進んでいる。特定非営利活動法人NEWVERYマンナビ編集部が、漫画家250人に対して行ったアンケート調査によると、57.8%の漫画家が漫画制作の全てをデジタルツールにて行っていて、37.6%が一部のみデジタルツールを使って行っており、合わせると9割以上の漫画家が漫画の制作時にデジタルツールを活用していることがわかった。手描きなど全てアナログで行っている漫画家は4.6%と少数だ。 工程別に見ると、「スクリーントーン」で96.0%、「ベタ・ホワイト」で94.0%、「カラーの色つけ」で93.6%の漫画家がデジタルツールを利用