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ブックマーク / econ101.jp (5)

  • ポール・ローマー 「人に魚を与えれば一日で食べてしまうが、釣り方を教えれば・・・」(2009年7月29日)/「『テクノロジー』と『ルール』の競争」(2009年8月21日)

    ●Paul Romer, “Fish Proverb v2.0 (Bringing in Rules)”(July 29, 2009) 経済学の分野でおそらく何よりも重要なのは、「モノ」と「アイデア」の区別だろう。人口が多いほど、一人ひとりに割り当てられる「モノ」の数は減る。その一方で、人口が多いほど、新たな「アイデア」が閃(ひらめ)かれる――新たな「アイデア」を思い付く人が潜んでいる――可能性が高まって、利用できる「アイデア」の数が増える。これまでを振り返ると、利用できる「アイデア」の数が増えたおかげで、一人ひとりに割り当てられる「モノ」の数が減るというデメリットを補えてきている。かつてに比べると、一人当たりの(耕作可能な)土地(という「モノ」)の面積は減っているのに、一人当たりの料の消費量は増えているのは、これまでに発見されてきた数々の「アイデア」が普及したおかげなのだ。 「アイデア

    ポール・ローマー 「人に魚を与えれば一日で食べてしまうが、釣り方を教えれば・・・」(2009年7月29日)/「『テクノロジー』と『ルール』の競争」(2009年8月21日)
  • タイラー・コーエン「メキシコ人は寒さで死んでる」(2022年5月1日) – 経済学101

    [Tyler Cowen, “Mexicans die from the cold,” Marginal Revolution, May 1, 2022] 研究では,1998年~2017年の期間にメキシコにおいて気温が死亡率におよぼした影響を検討する.我々の検討により,メキシコの死亡者のうち 3.8パーセントは適正水準に達しない気温によって引き起こされている(毎年 26,000名).しかし,天候に関連した死亡者のうち,92パーセントは寒さに起因するもので,「寒い」天候(摂氏 12度以下)や「いくぶん寒い」天候(摂氏 12度~20度)によって生じている.暑い天候による死者は,わずか 2パーセントにすぎない.さらに,所得分布の底辺層では,気温による死亡率は2倍になっている.最後に,研究では,国民皆健康保険制度の Seguro Popular によって,2004年以降に寒い天候から少なくとも

    タイラー・コーエン「メキシコ人は寒さで死んでる」(2022年5月1日) – 経済学101
  • ブランコ・ミラノヴィッチ「ノルウェーは新しい東インド会社?」(2021年7月23日)

    Is Norway the new East India Company? Friday, July 23, 2021 Posted by Branko Milanovic 18世紀、イギリスに主導された東インド会社は、インドを段階的にほぼ全土支配した。東インド会社による支配は、インドからすれば災難であったが、会社の役員や株主の多くは巨額の富を手に入れている。役員や株主らは、この富を利用して、イギリスの政界、知識人階層、財界で重要な役割を果たした。アダム・スミスは東インド会社を徹底的に批判し、「国家による排他的な商業企業は、おそらく、あらゆる国家とって最悪の政府である」と述べた。東インド会社によるあまりに酷い略奪行為を目にしたイギリス政府は、ナポレオン戦争の最中に、ついにインド貿易の独占権を剥奪している。 結果、東インド会社は、中国との貿易に力を入れるようになった。中国と貿易するにあたって

    ブランコ・ミラノヴィッチ「ノルウェーは新しい東インド会社?」(2021年7月23日)
  • タイラー・コーエン「どうしてメキシコの書店では本にシュリンクをかけたまま販売してるの?」(2021年7月25日)

    [Tyler Cowen, “Why do they keep the books wrapped in Mexican bookstores?” Marginal Revolution, July 25, 2021] そう,透明なビニールで包装したままってこと.だから,店頭でページをめくれないし,中身がどんな感じか眺めるのもかなわない.いくつか仮説が思いつく: #1. メキシコの書店は,買いもしない客に店頭で立ち読みされたくない.昔のアメリカにあった漫画のニューススタンドに少し似てる.でも,漫画よりもずっと長いやたいていの小説には,これは当てはまりそうになく思える. #2. 書店としては,の見た目があまり薄汚くならなまま,きれいに保っておきたい. #3. 価格差別については,どうだろう? 読者が2種類いたとしよう.片方はより貧しい読者たちで,当にいいものだとわかったしか買わない.

    タイラー・コーエン「どうしてメキシコの書店では本にシュリンクをかけたまま販売してるの?」(2021年7月25日)
  • アレックス・タバロック「あらゆるワクチン接種カードに宝くじをつけよう」(2021年5月24日)

    [Alex Tabarrok, “Staple a Lottery Ticket to Every Vaccination Card,” Marginal Revolution, May 24, 2021] このところしばらく,ワクチン接種カードに宝くじ券をつけるのをぼくは推してる.だから,オハイオ州がワクチン接種宝くじを導入したのを皮切りに,ニューヨーク,メリーランド,オレゴンも続いたのはいいことだと思ってる.さらに,このプログラムはうまく機能してるようだ.『ワシントンポスト』の Philip Bump がこう述べている: DeWine による発表のあと,オハイオ州では初回ワクチン接種を受けた人の7日間平均が増加し,その後も日曜まで増え続けている.全米でのワクチン接種人数が横ばいを続けているなかで増加している点は特筆すべきだろう.このことから,オハイオ州での傾向は他のなにかが原動力になっ

    アレックス・タバロック「あらゆるワクチン接種カードに宝くじをつけよう」(2021年5月24日)
    onigoy
    onigoy 2021/05/25
    オハイオみたいに1億円当たるなら何度でもワクチン打ちます(死
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