女性向けの恋愛映画や恋愛マンガでたまにある「2人のイケメンのうちヒロインに選ばれなかったほうが彼女への想いを胸に独身を貫くことを誓うEND」が苦手だ。彼にもふさわしいお相手を準備してあげてーッ!と身もだえしてしまう。 進化心理学をかじったあとでは、こういうENDを「気持ち悪い」とさえ感じるようになってまった。 進化論の予測する「女の欲望」が、臆面もなく表れているからだ。 私たちヒトは、ペンギンやコンドル、一部のフクロウのような繁殖形態に進化したサルである。一夫一婦で協力して育児を行い、長期にわたってパートナーを維持する。人間にもっとも近縁のチンパンジーのオスは、外敵から守る程度のことはしても、育児と呼べるような協力はほとんどしない。 一夫一妻制は、原則としてオスの得る繁殖上のメリットが大きい。たとえばライオンやトドのようなハーレムを作る動物の場合でも、生まれたときの雌雄比はほぼ1:1だ。つ
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