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ブックマーク / eiga.com (2)

  • バベルの学校 : 佐々木俊尚 ドキュメンタリーの時代 - 映画.com

    第24回:バベルの学校フランスの学校には、「適応クラス」という学級があるという。北アフリカや東欧から、フランスには年間3万人から4万人もの移民たちの子供がやってくる。フランス語がしゃべれない子供たちのために、フランス語の集中トレーニングをしながら教育をしていくためのクラスで、フランス全土に840校が設置されているとか。 フランスの適応学校の1年間を追ったドキュメンタリーこの映画は、パリ10区にある適応クラスの1年を追いかけたものだ。女性のジュリー・ベルトゥチェリ監督は自転車でも通えるぐらいの近所に住んでいて、カメラを担いで毎週のようにこの適応クラスに通い、子供たちの仲間に入るようにして撮影を続けてきたという。だからどの子も表情はとても自然で、時にはワガママを言って泣き、時には心から笑ったり喜びあったりする表情やしぐさが自然に描かれていて、当にかわいく好感が持てる。 子供たちが移民してきた

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  • みつばちの大地 : 佐々木俊尚 ドキュメンタリーの時代 - 映画.com

    第16回:みつばちの大地最近、世界中で「ミツバチが消えて行く」というのがたいへんな問題になっている。在来種の50パーセントから90パーセントが消滅したとか、恐ろしい数字が出ている。この現象には「蜂群崩壊症候群」というおどろおどろしい名称までつけられている。イギリスでは、乗組員がいなくなって幽霊船になった19世紀の奇怪な事件にちなんで「メアリー・セレスト号現象」と呼んでるのだとか。 ミツバチの生態の面白さを描いた、良質な科学ドキュメンタリ原因は寄生虫病とか農薬とか、移動のストレスとかさまざまなことが言われているが、はっきりしていない。作でも、こうした要素が重なりあって起きているのだろうと推測するだけで、明快な答を出しているわけじゃない。 でもこの映画は、ミツバチの消滅を「現代社会が悪いのだ」「地球が死んでいく」などと声高に批判するような内容ではない。そういう大声はときに人を不快にしてしまう

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