東京電力は、福島第一原子力発電所3号機の原子炉建屋の床を流れているのが見つかった汚染水について、メルトダウンした燃料を冷やした水が、格納容器の壁にある配管の貫通部から漏れているという見方を強めています。 燃料の取り出しに向けた重要な手がかりですが、放射線量が高いため、どのように調査するか検討することにしています。 福島第一原発3号機では今月18日、原子炉建屋1階の床を水が流れているのが見つかり、放射性物質の濃度が高いことから、東京電力は、メルトダウンした燃料を冷やすために注いだ水が、格納容器の破損箇所から漏れている可能性が高いとしています。 さらに、汚染水が見つかった場所の近くには、格納容器の壁に蒸気を送る配管を通す貫通部があり、この部分から汚染水が漏れ出しているという見方を強めています。 通常、貫通部は特殊な樹脂などで密閉されていますが、メルトダウンによる熱や、事故直後に入れられた海水の