横浜銀行のシステム運用を担当していた富士通フロンテックの社員が、預金者の情報をもとに他行のキャッシュカードやクレジットカードを偽造し、数千万円を引き出していたことが明らかになった(関連記事:[続報]横浜銀行のデータ不正取得事件、同行システムは富士通製メインフレームを利用、再び起きた、NTTデータに絡む偽造カード事件)。 日本経済新聞が2014年2月5日朝刊で報じたもので、日経コンピュータの取材に関係者が事実を認めた。 社員が不正に預金を引き出した口座数は百数十で、いずれも横浜銀行以外の口座という。富士通フロンテックと元請けに当たるNTTデータは、「警察当局の捜査に全面的に協力中で、コメントは控える」としている。