ティーカップの文芸ヌーの掲示板に去年載せたアメトークを題材にした文章を転載します。終盤にむちゃくちゃ飽きて急ぎ足で終わらせたのを思い出した。 宮迫さんがよくやる ひな壇の芸人がちょいすべりしたときに持ってる指し棒で目線を隠すやつ * * * 「ほんなら逆になんに興味あんねん!!!」収録中のスタジオ内に宮迫の怒号が響いた。 それはツッコミにしては声音を違えた咆哮であり、説教にしてはあまりに短かく、もっともバラエティーの場に粗ぐわぬものだった。それは宮迫自身が言下に一番痛感した。 その痛感によってさらに継ぎ足してしまいそうだった憤懣を押し留めた。そこだけは番組MCの役回りに立ち返ったのだが、それも最早手遅れなのは、観覧席の女達がなびかせる張り詰めた静寂を聞けば察するにあまりあるものだった。 それはアメトー-ク「外出るとき、靴履きます芸人」の収録での出来事。 水を打ったように静まり返った