Published 2022/08/17 18:33 (JST) Updated 2022/08/17 22:37 (JST) 文芸春秋は17日、信仰を持つ親の下で生まれ育った「宗教2世」をテーマにした菊池真理子さんの漫画「『神様』のいる家で育ちました~宗教2世な私たち~」を10月6日に刊行すると発表した。同作は集英社のウェブメディア「よみタイ」で連載していたが、今年2月に公開を停止。3月には中断する形で連載そのものを終了していた。 「宗教2世」の問題は安倍晋三元首相の銃撃事件を機にクローズアップされている。このテーマでの出版は話題を呼びそうだ。 菊池さんは今回、文芸春秋を通じて発表したコメントで「宗教団体からの抗議をきっかけに休止」していたと明かした。
私は2018年の秋、家族だけの小さな式を挙げた。 我が家は父、母、姉、私の4人家族。 そして唯一の姉妹である姉は私の結婚式に来なかった。今回はその時の話をしよう。 まずはこの話の主役である姉について説明するのが筋だろう。 姉は私の一歳年上、私とは俗に言う年子である。 同じ血を分けたたった1人の姉妹にも関わらず、姉と私は何もかもが対照的だった。 利発で思慮深く愛想が良い姉と、傲慢で短絡的かつ人見知りの激しい妹。きっと私は姉が「これはいらんな」と母の腹に捨てたものを掃除するために生まれて来たのだろう。 姉は幼少期から本が大好きだった。うちの親は子どもに与える本にはお金を惜しまなかった為、欲しいと言いさえすれば買ってくれていたように思う。私は残念ながら本にはまるで興味がなかった為親にねだることすらしなかったが姉はその制度をフル活用し、タイトルを見るだけで頭痛がするような小難しい小説を買って貰って
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く