10月1日、政府は自動運転タクシーなどの実証実験を来年初めから開始すると発表した。写真は小泉進次郎・内閣府大臣政務官(左から2人目)ら。横浜市の発表会場で1日撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino) [横浜 1日 ロイター] - 政府は1日、乗客を無人で目的地まで運ぶ自動運転タクシーなどの実証実験を来年初めから開始すると発表した。地域を限定して規制を緩和する国家戦略特区の事業として行う。神奈川県湘南エリアを皮切りに、来年3月までに宮城県仙台市、愛知県名古屋市でも実施する予定。 政府が掲げる日本再興戦略では、運転手のいらない完全自動走行の実現により、日本の経済成長、新たな産業発展や地方創生につなげたい考え。自動運転分野では米国のグーグルやアップルなどが技術開発を進めている。日本でも実験を通じてデータ収集やノウハウの蓄積を急ぎ、東京五輪が開催される2020年をめどに実用化を目指す。