少し亀ネタだが、大阪地裁で 「発達障害『だから』懲役を伸ばそう」という裁判員裁判判決があり、猛批判を浴びた。 裁判員制度の制度設計として、 「裁判員を6人も用意しておけば、極端な意見の持ち主が仮にいたとしても、 それが多数派になることは、まあないだろう」という楽観主義に基づいて、制度設計したのではないか? 制度設計時に、チキンと統計学の先生とか、呼んで議論したのだろうか? 仮に 「殺人犯は、有無を言わさず死刑だ!」とか 「韓国人はみんな潜在的犯罪者だ!」みたいな 「極端な意見を持っていて、それを法廷でも撤回しない、トンデモ市民、モンスター市民」が 存在する確率を「10人に1人」と仮定する。 裁判員制度の制度設計者の想定は、恐らく 「10人に1人程度の異常者が市民に紛れ込んでも、トンデモ判決が出現することは、まずない」 と考えていたのでは? しかし、統計学的には、 「10人に1人のトンデモ市
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