弁護士の方々は、ネット上の掲示板に広がる「依頼者」の弁護士批判を、実際にはどのくらい目にしているのでしょうか。 この中には、根拠が分からない中傷や、逆恨みに近いものも当然、含まれているとは思います。これまで書いてきましたが、弁護士は勝ち負けを伴う仕事だけに、宿命的に恨みをかいます。その意味では、確かに弁護士に限らず、第三者がこうした批判を見ても、事実関係を確かめられない以上、その批判のもとになっている弁護士のエピソードそのものが正しい解釈に基づいているのかが分かりません。 そう考えれば、あるいは弁護士が「いちいちそんなことに耳をかしていられない」と片付けてしまっていたとしても、それはそれで仕方がない面もあります。 ただ、突っ込んで弁護士に聞いてみれば、まず、こんな答えが返ってきます。 「まあ、そういう奴もいるかもしれないが」 前記事情から、いないとも断言できない、ということになりますが、現