気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 複雑な現代社会を背景に、心理・社会的ストレス(日常の出来事から生じるストレス)は、年々増加の一途をたどっています。 では、もし、このようなストレスがなくなったら、一体どうなってしまうのでしょうか? アメリカのある心理学者が興味深い実験をしました。何名かの被験者に協力を得て、各自、個室に入ってもらいます。個室は、温度が一定で匂いも音もなく、うす暗い部屋に一定時間過ごしてもらいます。 つまり、全く刺激のない環境(ストレスのない環境)を設定しています。結果は、大半の被験者は、体温機能の調整がうまくいかないことが明らかになりました。人は寒いと鳥肌が立ちます。逆に暑いと汗が出ます。けれども被験者の多くは、そういった反応を示さず、室温に関係なく調整機能が