勤務を終え、工場から家路に就く従業員(米・デトロイトのクライスラー・ジェファーソン工場で)=小西太郎撮影 米政府が、米ゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーに対するつなぎ融資を決めたことで、両社の年内の倒産はひとまず避けられた。 しかし、米自動車大手3社(ビッグスリー)の工場従業員や販売店は、先行きの見えない将来に不安を抱え、やり場のない怒りや不満が充満している。ビッグスリーの地元・ミシガン州デトロイトの表情を追った。 デトロイト市中心部から車で5分も走れば、家主がいなくなり、崩れ落ちた住居が立ち並ぶ。廃虚と化したいくつものビルの中では、行き場を失った人たちが体を小さく丸めて氷点下の寒風をしのいでいる。 ビッグスリーがこれまでに実施したリストラで、街にはすさんだ空気が漂う。そこへ、さらなる人員削減の大波が押し寄せようとしている。 クライスラーは19日から北米30か所の全工場で、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く