マイクロソフトは「Windows Live Search」の正式版を9月11日から開始したことを米国で発表したのは既報の通りだ。このWindows Liveについて日本では、これまで公の場で正式に説明される機会がほとんどなかったが、ついにその戦略やサービスの一端が9月13日に明らかになった。 2005年11月にサンフランシスコで初めて発表されたのがWindows Live戦略だが、核となる考え方は、これまでソフトウェアの販売やライセンスを中心としてきたマイクロソフトの収益構造を、オンライン広告事業へと拡大するということだ。 マイクロソフト執行役 オンラインサービス事業部の塚本良江氏は、まずLive戦略について理解してほしい点として2つ挙げた。1つは「ソフトウェア+サービス」で、ここでいうサービスとはソフトウェアのオンライン化を指す。これまでPC、つまりWindowsのうえだけで提供してきた
次期Windows「Vista」を開発するのにすでに5年を費やしているMicrosoftだが、新しい「Windows Live」ではさまざまなサービスを5分おきに投入しているかのようだ。 もっとも、そこがある程度重要な点ではある。 昨年秋に、MSN幹部のDavid Cole氏らは、Microsoft最高経営責任者のSteve Ballmer氏と会長のBill Gates氏に、新しいOSのような複雑なソフトウェアよりもオンラインサービスのほうがかなり素速く立ち上げられるというアイデアを売り込んだ。彼らは多くのオンラインサービスを盛り込んだ計画を提出したが、これらのサービスはここ数カ月の間に、Windows Liveの一部として投入されてきている。 Cole氏は、MSNスタッフに向けて最近出した社内電子メールのなかで、「彼らは驚いていた。そして、それほど多くのサービスを公開できるとなれば、会社
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