バックアップの無駄を取り除く 通常、データをバックアップする際には元のデータ量よりかなり多くのストレージ容量が必要になる。例えば、フルバックアップを4週間分残すような運用をしている場合、単純に考えて元のデータ量の5倍以上のバックアップストレージ容量が必要になる。加えて、災害対策用に遠隔地にデータを保管する場合には、これがさらに増えることになる。 このように、ただでさえバックアップデータの容量は膨れ上がっているにもかかわらず、企業内には通常、同じようなデータが多数保存されている。例えば、ある商品紹介資料を、顧客名の部分だけを変更して幾つもファイルサーバに保存しているようなケースだ。バックアップ対象にこのようなデータが存在する場合、同じ内容を繰り返しバックアップすることになる。これはよく考えてみれば無駄なことをしているわけで、何とかこの無駄を取り除けないかと考えられたのが、“Data De-d