経済小説家の橘玲(たちばなあきら)氏が、「沖縄県民の平均所得を劇的に増大させ、失業率を大幅に下げ、みんなが豊かになる」方法として沖縄をタックスヘイブンにすることを提案しています(「沖縄をタックスヘイヴンに」、「沖縄をタックスヘイヴンに(2)」) タックスヘイブン(tax haven)は租税回避地とも訳されますが、一定の税金が非常に安かったり、まったくなかったりする地域です。Havenは安息所、回避地という意味の英語で、天国:heavenではありません。 税金と名がつけば何を安くしてもタックスヘイブンとも言えますが、よく話題になるケイマン諸島などのタックスヘイブンは金融サービスに関する税金をほとんど課税しないことと、企業が名目上だけで実質的な活動をすることを要求しないといった特徴があります。また、情報交換を他国とあまり行わず、企業活動の透明性がないことも典型的な特徴です。 橘氏の提案は 1)