カラーユニバーサルデザイン(CUD)ガイドCUDの具体例 色弱者が見分けにくいと感じている事例について、カラーユニバーサルデザインの手法を用いて解決する具体例を見ていきましょう。 凡例を上部にまとめて、彩度の高い色を使い各国の違いを表現した一般的な折れ線グラフです。 「日本」と「イギリス」、「アメリカ」と「ドイツ」の色が似ているため、区別がつきにくくなっています。例えば98年のドイツがこの中で何位なのか即答できません。 色弱者も判別しやすい色を使う 線を太くして色の面積を増やす 凡例をやめ、折れ線の近くに文字を表記 色以外の情報を追加・線の太さを変えたり点線を使用・線種で不十分な違いを点の形(■や●)で明確に 色弱者も各国の区別がつきやすくなりました。一般色覚者にとっても、白黒コピーで資料を配付した場合などでも判別可能なので、用途が広がります。 >>次ページ:CUDの具体例──案内地図