江戸時代からの伝統文化「BORO」をニューヨークで マンハッタンのイタリア人街といわれるノーホー(NoHo) エリアに、アトリエ・クールベ (Les Atelier Courbet) があります。そこで先日まで日本の藍とボロ、ツギハギの文化の展覧会が開催されていました。 この展覧会では、日本のユニークな継ぎ接ぎテキスタイルを展示し、クラフトマンシップあふれる伝統表現に焦点を当てています。150年積み重ねられてきた江戸時代からの文化であるボロ布やタペストリーがマンハッタンで見られるなんて、不思議な気分です。 こうして並べて展示してあるとその意味ある営みが伝わってきます。個人的には、日本という国を離れてみた経験から、日本という国の文化を俯瞰で鑑賞できるような気がしました。 ショウケースの中に吊られている手前のスボンは「BORO Trouser (ボロのズボン)」で、1930~1940年代のもの