8月10日、日本オラクルはミドルウェア製品群に「Oracle JRockit Virtual Edition」と「Oracle Virtual Assembly Builder」の2つの新製品を追加、インメモリ・データグリッド「Oracle Coherence」の新バージョンも発表した。 まず登壇した同社のFusion Middleware事業統括本部 ビジネス推進本部長の龍野 智幸氏は、同社のクラウドに対する取り組みの基本的な考え方について紹介した。「パブリッククラウドのメリットを企業内で運用されてきた基幹系システムに取り入れる」という点はこれまでも一貫して同社が主張しているところだ。また、「仮想化はリソースを分割する手法で、ハードウェアリソースの効率化につながり、IT部門の利便性を向上させる」「グリッドは複数のリソースを集約して1つに見せる技術で、可用性を高めてユーザー部門の利便性を高