浦和レッズのユース出身の原口は、2月5日に行われたファン感謝イベントで「自分の幼稚な行動で去年はたくさんの人に迷惑をかけてしまって、本当に申し訳ありませんでした」と、事件について謝罪した 先日、日本サッカー協会の元会長である犬飼基昭氏を取材したとき、こんなことを嘆いていた。昨年12月に浦和レッズの原口元気がチームメイトの岡本拓也と喧嘩になり、左肩を脱臼させてしまった件についてだ。 犬飼元会長は言った。 「クラブは原口元気のような若い選手のメンタルケアを、きちんとしなければダメだ。あの歳で代表になって、まだ調子の波が大きいわけですよ。プレーがうまくいかないと、精神的に追い込まれる。なのに喧嘩をしてしまったときに、『あいつが悪い』とクラブが声をそろえて非難するのはおかしい。普段のメンタルケアもしないで、何か落ち度があったらみんなで叩くなんて日本社会の悪い部分を象徴している。浦和レッズでも何でも