22日の阪神5R(2歳新馬)でブリュネットに騎乗した四位洋文騎手(40)=栗東・フリー=が、最後の直線コースでの御法について油断騎乗と認められ、1カ月の騎乗停止処分を受けた。 「事件」が起きたのは、新馬戦のゴール前。四位騎手が騎乗した10番人気の伏兵ブリュネットは、直線で外から伸びて2番手に押し上げたものの、残り50メートル付近から7完歩ほど追う動作をやめるような仕草が見られた。その後、内から猛然と追い上げてきたエーシンラクーンにゴール寸前でハナ差かわされて3着。レースは確定したものの、その後にパトロール映像などを精査した結果、「騎手としての注意義務を著しく怠った油断騎乗」と認められ、30日間の騎乗停止が決まった。走行妨害などのケースと異なり、23日から処分を適用。同日に阪神で騎乗予定だった5鞍はすべて乗り替わりとなっている。